TCH|伊勢崎市で上下歯列接触癖にお悩みの方へ
2021年11月19日
皆さんこんにちは。歯科医師の澤野です。
体調管理が難しい季節ですね。
皆様どうぞご自愛くださいませ。
さて、今回はぜひ皆様に知っていただきたいTCHのお話をしたいと思います。
TCH、ご存じの方は少ないと思います。
TCHはTooth Contacting Habit、日本語で言えば上下歯列接触癖です。
これだけ聞くとなんのことやらだと思いますが、簡単に言うと、「TCHとは一日のうち20分以上、上下の歯が触れる癖」です。
特に意識していない普段の状態において、お口を閉じている時は、上下の歯はくっついていないのが正常です。
しかし、TCHを持っている人は、無意識に上下の歯をくっつけてしまいます。
一見そこまで害がなさそうな癖ですが、顎関節症を起こしたり、歯を割ってしまったり、被せ物がとれやすくなったり、歯周病をすすめたり、頭痛、肩こりの原因となったりと実に様々な問題を引き起こします。
そしてさらに深刻なのが、このTCHを知っていたり、自覚している人が少ないので、皆さん気が付かないうちに体にダメージを負わせている可能性がとても高いのです。
噛みしめたり歯ぎしりをする癖はないから自分は大丈夫。
そう思われている方はいませんか?無意識に上下の歯が触れている方、意外と多いです。
力の強弱はあまりTCHに関係ありません。
最近はリモートが増えてパソコンに向き合う機会が増えた事と思います。パソコン作業中は特にTCHを行う人が多いので、注意が必要です。
TCHは癖なので、上手にコントロールさえすれば、改善していきます。
ただしコントロールの仕方を誤ったり、TCHを意識しすぎてストレスとなってしまうと、悪化していく場合があります。
なので自分はTCHなのかな?と思った方は、ぜひ一度ご相談下さいね。