歯に色がつく|歯の着色
2022年12月5日
【どうして歯に色が付くの?】
皆さんこんにちは。歯科医師の澤野です。
今日は男女問わずお悩みの相談を受ける事が多い歯の着色についてお話します。
歯の着色の原因は大きく分けると外的要因と内的要因に分けられます。
外的要因としては、主に2つです。
① 飲食物やタバコによる黄ばみ(ステイン)
赤ワイン、コーヒー、紅茶、緑茶、チョコレート、カレーなどの色が強い飲食物やタバコを吸う事は、歯に着色を引き起こします。
歯の表面はぺリクルという唾液由来の膜で覆われているのですが、その膜に飲食物のタンニンやタバコのヤニが吸着する事で、歯が黄色くなってしまいます。
② 磨き残し
歯の汚れを十分に落とさず、歯垢が付いたままにして放置してしまうと、歯石となります。歯石は歯を黄色く見せるだけではなく、口臭の原因にもなります。
内的要因としても主に2つです。
① 生まれつき
歯の表面構造のエナメル質という部分が厚ければ厚いほど、歯は白くなります。
日本人は欧米人に比べてエナメル質が薄いので、欧米人に比べて歯が黄色く見えるのです。
② 加齢や薬の影響
加齢によって歯の黄ばみは目立っていきます。
また、薬の影響で歯が変色してしまう事があります。歯の形成期にテトラサイクリン系の抗生物質を大量にとると、副作用として歯の色が灰色がかったり、縞模様ができたりします。
さて、原因が分かったところで一緒に対策を考えていきましょう。
まずは当たり前ですが、色の付きやすい飲食物を避ける事は有効です。
また、正しくブラッシングを行うのも非常に大切です。歯の着色を落とそうとして、粒の大きい研磨剤が入った歯磨き粉を使用したり、力を入れてブラッシングするのは、エナメル質を傷つけてしまい、逆に歯の着色を進めてしまう可能性があります。
大切なのは、自分の歯の着色の原因を知った上で、正しく対処していく事です。ぜひ私達にお手伝いさせていただければと思いますので、歯の色に関してお悩みの際は、気軽にご相談いただければと思います。
👉 ホワイトニングについて
ホワイトニングについて|伊勢崎市でポリリンホワイトニング
2022年6月3日
こんにちは、歯科医師の菅原です。
今回は皆さんが気になってるホワイトニングについて話していきますね。
良く“ホワイトニングって白くなるんですか?”、“ホームホワイトニングって白くなるんですか?”、“ホワイトニングって痛いとか歯が脆くなるとか聞いたことあるんですけど本当ですか?”とか良く聞かれます。
当院ではポリリン酸ホワイトニングというのを行っています。
他のホワイトニングとどう違うのかを簡単に説明していきます。
従来のホワイトニングは薬液の成分の漂白材などの成分で白くしていました。(ホワイトニングの薬液には色々あります)この液に含まれている漂白剤などの成分で歯の水分がなくなりダメージを受けやすくなって痛みなどが出る事がありました。
また水分がが少なくなった歯はスポンジのようにステインなどの汚れ吸い込み汚れやすくなるなどの問題点がありました。
一方ポリリン酸ホワイトニングは従来歯を白くする効果があると言われている過酸化水素とポリリン酸を配合してある薬液を使用します。
過酸化水素が歯を白くし、ポリリン酸が歯の表面の汚れを落として同時に表面をコーティングする事で従来の痛みや脆くなるの弱点なしに歯を白くする事ができます。
ホームホワイトニングについてはプロによる施術が行われていないので、歯に均等に薬液が付かない、唾液が除去できずに薬液が流されるなど効果が薄い可能性があります。なので当院では歯科医院でホワイトニングをお勧めしています。
詳しいポリリン酸ホワイトニングについて知りたい方が居ましたら、当院のスタッフにお気軽に聞いてきださい。
皆さんで綺麗な美しい歯を目指しましょう。
👉 ホワイトニングについて
歯の着色
2021年6月21日
こんにちは、歯科医師の嶋﨑です。
私は毎朝ブラックコーヒーを飲んでから出社しているのですが、同じように、普段からコーヒーや紅茶を飲むことが習慣になっている方は、多くいると思います。
僕はコーヒーを飲むと眠気も冷め、今日も一日頑張ろう!という気持ちになるのですが、中には歯の黄ばみが気になるからコーヒーはちょっと控えています・・・なんて方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は歯の着色についてお話をしていきます。
歯の着色の原因には外因性と内因性のものがあります。
外因性の着色とは、コーヒーやお茶、ワインなどに含まれるポリフェノール(タンニン)、たばこのタールなどによるもので、これらは歯の表面にあるペリクルという薄い透明な膜と結びつくことが原因になるものです。
内因性の着色は歯髄が原因の着色、加齢が原因の着色や変色、特定の薬剤を服用していることによる着色などがあげられます。
外因性の着色は歯磨き粉をつかった毎日の歯磨きで、ある程度までは落とすことが出来ます。
しかし着色を落とそうと力を込めて磨くと歯ブラシにかかる力が強くなり、歯の表面に細かいキズがついてしまうだけでなく歯茎にも負担がかかり、結果的に逆効果です。当院では着色を落とす専用の器具を用いて除去を行います。
内因性の着色の場合、加齢が原因の着色や変色の場合はホワイトニングをお勧めさせていただいています。
ただし歯髄が原因の着色、特定の薬剤を服用していることによる着色の場合ホワイトニングでは対応が難しいので、根の治療やラミネートべニアといわれる表面だけのかぶせ物による治療を勧めさせていただいています。
気になることがありましたらお気軽にお尋ねくださいね。
👉 ホワイトニングについて