むし歯の成り立ち|伊勢崎市の歯医者
2021年5月29日
むし歯の成り立ち
こんにちは、歯科医師の菅原です
少しづつ毎日の陽気が暖かくなってきましたね。
今回はむし歯はどういう風に成り立っていくのかを説明して行きます。
前回までに説明した様に歯の周りに付いたむし歯が糖を分解して酸を作り歯を溶かして行きます。
歯の表面のエナメル質と言われる部分は酸で溶かされると少しづつ隙間が空いてきます。
これを脱灰と言います。
隙間が開くとそこから菌が歯の中に侵入すると菌が大好きな象牙質と言われる柔らかい層にたどり着きます。
ここに菌が住み着くともうむし歯は治りません。
ここからは象牙質というところに住み着いた菌がどんどん酸を出して歯の中を溶かして行きます。
そしてある時重みに耐えきれなくなってエナメル質と言われる表面の部分が落とし穴の様に穴が開きます。
ここまで読んで頂いて分かる方もいると思いますが、むし歯で穴が開くというのはかなり大きいむし歯だという事がわかります。
そして穴が空いたりすると、水がしみる、熱いものがしみる、甘いものがしみる、ズキズキ痛いなどの症状が出てきます。
この状態で歯医者さんに来ると大きいむし歯なので、根っこの治療などが必要になる場合があります。
なのでむし歯は早期発見が大切だという事がわかります。
なので定期的に歯科院に通院してむし歯の早期発見に努めましょう。
ちなみにむし歯は何年という単位で成長していくので3ヶ月に一回の定期検診でも十分に早期発見できる可能性が高いです。
伊勢崎おとなこども歯科はむし歯の早期発見など予防歯科に力を入れている歯科院です。何かお口の中で気になる事があるなら、遠慮なく質問してください。