歯科と栄養
2021年7月13日
こんにちは。歯科医師の西澤です。
まだまだ続くコロナ禍でみなさん日々気を遣って頑張っていると思います。
この状況が続き、食事に偏りがあったり、食べ過ぎてしまったりしていませんか?
僕も外出を控え我慢した分、食事で補っているところがあります。甘いものが好きなのでついつい甘いものを多く摂取してしまっています…。
みなさんそれぞれ好きな物があると思います。焼肉、アイスクリーム、新鮮なフルーツ、ラーメン…どれもおいしいですよね。
歯科と栄養が関わる部分として、大きく虫歯、歯周病があります。
虫歯、歯周病になる→歯が抜ける→噛めなくなる→食べられるものが制限されていく
→と負のスパイラルに陥ってしまいます。
このはじめの虫歯、歯周病の治療を行うのが歯医者さんの大きな役割だと考えています。
栄養を考えながら虫歯、歯周病の治療、および予防を行うことが大切です。
虫歯菌の大好物は糖です。虫歯菌は糖を餌に酸を排泄し、その酸によって溶けてしまった歯が虫歯です。
糖を摂ればすぐに虫歯ができるわけではなく、歯の虫歯に対する強さ、虫歯菌の数、糖分の摂取量・回数、磨き残しが停滞し続ける時間の要因が重なった時に虫歯ができてしまいます。
歯周病の発生要因としては、歯周病菌、体の状態(基礎疾患、免疫など)、取り巻く環境(ストレス、栄養など)の要因が重なった時に歯周病を発症してしまいます。
食事の偏りや食べ過ぎ(甘いものを一日に何回も食べ、歯磨きの回数が少ないなど)が虫歯、歯周病の発症につながります。それぞれの要因を少なくしていくことで虫歯、歯周病の発症リスクを下げることができるのです。
コロナ禍でまずは食事に偏りや食べすぎは無いか思い返すところから始めてみましょう!私も指導する側として意識していきますので、一緒に頑張りましょう!
次回は栄養について詳しくお話できればと思っています!
予防歯科と印象|伊勢崎市でむし歯予防
2021年6月29日
こんにちは、歯科医師の澤野です。
風が爽やかな季節になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか?
今回は予防歯科について考えていきたいと思います!
早速ですが、60代以上の男女400名ほどに行ったこんな調査があります。
ご自身の体で失って後悔したこと、変化してほしくなかったことはなんですか?を聞いたところ、「歯」と回答した人が「髪の毛」「体型」を抑えて第一位だったそうです。
その理由としては、歯を失うと食べ物が美味しく食べられないから、活舌が悪くなったからなどの声が得られたそうです。
また、同世代の「印象が良い」と感じる方を見て、印象を左右するのはどのパーツか。と聞いたところ、第一が体型、第二位が髪の毛、第三位が歯という結果になりました。
ちなみに第四位が目元、第5位が肌という結果です。
なんだ、歯は三位じゃないかと思われるかもしれませんが、女性のみならず、男性もお肌のアンチエイジングに気を遣うこの時代において、この結果は印象における歯の重要性を逆に物語っているのではないかと思うのです。
(インビザライン・ジャパン株式会社HPより)
自分の歯を保ち、美味しく食事を味わう。
口元の若々しさを保つ。おしゃべりを思い切り楽しむ。
意外と本当の贅沢とはこういう事なのかもしれませんね。
そのためには、毎日のお手入れ、そして歯科医院でのお口の専門家による治療が必要不可欠です。
さて、ここからは私が最近感じている事なのですが、お口のお手入れには難易度があると思います。
その難易度を左右するのは歯並びです。歯並びが良いほど日々のお手入れが楽になるので、虫歯や歯周病のリスクが大きく減っていきます。
なので、予防歯科と歯の矯正は一見つながりがなさそうに思えますが、実は密接につながるのではないかというのが私の考えです。
歯科矯正、今まではワイヤーが中心で敷居が少々高めでしたが、マウスピースの出現によってぐっと身近になりました。
お口の健康を保つという意味でも、マウスピースによる歯科矯正、考えてみてもいいのかもしれませんね。
気になる方は、ぜひ一度お声がけ下さい!