お口ポカンと歯並び
2025年03月21日
皆さんこんにちは。歯科医師の菅原です。
皆さんお口ポカンて知ってますか?
お口ポカンは現代のお子さんのよくある癖です。
今はマスク生活やアレルギーなどで鼻の通りが悪いお子さんが多いと言われています。
鼻の通りが悪いと、お子さんは口を開けて呼吸をするようになり、様々な成長、歯並びの原因になります。
お口ポカンは以下の事が原因と言われています。
1. 口呼吸の習慣
・鼻が詰まりやすい(アレルギー性鼻炎、花粉症など)
・扁桃腺肥大や鼻中隔湾曲症などの影響で鼻呼吸がしづらい
2. 筋力の低下
・ 口の周りの筋肉(口輪筋)や舌の筋力が弱い
・姿勢が悪く、口を閉じる力が低下している
3. 歯並びや噛み合わせの問題
・出っ歯(上顎前突)や受け口(反対咬合)があると、口を閉じにくくなる
4. 習慣的な癖
・ぼーっとしている時や、スマホやテレビに集中している時に無意識に口が開く
お口ポカンをしていると
①口内が乾燥しやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが上がる
②乾燥で口臭が強くなる
③舌の筋力の低下で正しい発音がしづらくなる
④顔の筋肉が衰えて、たるみやシワができやすい
⑤鼻呼吸より酸素を多く取り込めないので、空気を取り込もうとして姿勢の悪化につながる
⑥唇の筋力低下で出っ歯やすきっ歯になる。
⑦口を開いていることにより鼻から下が長くなる。
様々な事が起きます。
お口ポカンは子供の時から予防しておかないと成長に悪影響を及ぼすことが多いです。
当院はお口ポカンをはじめ、お子さんの口腔機能の発達にも力を入れています。
もしうちの子もしかしてお口ポカンかも、、
と思った方は当院のスタッフや歯科医師に相談してみてくださいね。