歯ぎしり、食いしばり|伊勢崎市の歯医者で相談
2022年01月29日
歯ぎしり、食いしばり①
こんにちは、歯科医師の菅原です。
今回はよく患者さんに質問される事の中から、歯ぎしり食いしばりについて説明していきますね。
歯ぎしり食いしばりは日本人の約7〜9割の人が行っており、珍しい事ではありません。
歯ぎしり食いしばりは自分で気づく事は実は少なく、他人に言われたり歯医者さんに言われたりして気づく事がほとんどです。
歯医者さんにむし歯は無いと言われたけど歯がしみる様な人は、家族に歯ぎしりしてないか聞いてみる事もいいかも知れません。
頻度によって症状が様々いますが、以下の様な症状が出ます。
① 歯がしみる
② 顎の周りの筋肉が張っている。痛い
③ 頭が痛い
④ 詰め物がよくとれる。
歯がしみるは、むし歯じゃないのかと思われる人が多いかもしれません。しかし食いしばりでもしみる症状は起きます。何故なら、歯の周りにある歯茎にダメージが起きるからです。
歯茎にダメージが起きると、歯が埋まっている周りにある歯根膜に炎症が起きてしみる症状が起きます。
また顎の周りの筋肉の張りや痛みは、常に食いしばっている様な人に出ます。
1番わかりやすいのは肩こりです。
常に緊張している人は(肩に力が入っている人)は肩が凝って痛くなる事ありますよね。あれと同じ事が顎の周りの筋肉でも起きます。
頭が痛い人も歯ぎしり食いしばりがある人がいます。
頭のどこが痛いかにもよりますが、特にこめかみが痛い人は歯ぎしり食いしばりを行っている可能性があります。
最後の詰め物が取れるは、特に歯ぎしりを行っている人に良く起きます。
何故なら歯ぎしりをよくやる人は歯が削れて行くからです。歯が削れて行くと詰め物が浮いた様な状態になり取れる事があります。
いかがでしたか?
意外と身近な歯ぎしり食いしばりですが、あまり知られていない事が多いと思います。
次回は対処法などをお教えしますね。
何かお口の中でお困りのことが有れば当院のスタッフに遠慮なくお伝えください。