むし歯の治療法2
2021年09月8日
こんにちは、歯科医師の菅原です。
夏も本番でとても暑い日々が続いていますね。皆さんいかがお過ごしですか?
今回は前回の続きでどの様に削った歯を直していくかを説明していきます。
① コンポジットレジン
これはむし歯治療によく使われる白い材料です。
削った所に接着剤をつけて、光を当てる事により硬化します。
1日で修復を行う事ができ、色も白く、保険にも適応しています。
ただ欠点は硬さがあまり無く広い範囲の詰め物には適応できません。
また歯と歯の間を口の中で作るのは難しい為、歯と歯の間を直すのも苦手です。
② インレー
これは一般的に詰め物と言われる物です。
コンポジットレジンよりも範囲が広かったり、歯と歯の間のむし歯に適応されます。
ただ型取りが必要なので2回から3回の来院が必要です。
また保険適応の場合は銀の詰め物が一般的で、銀の詰め物の場合はむし歯になりやすいのが欠点です。
保険外では様々な種類の詰め物があります。このインレーの種類についてはまた今度ブログに載せます。
③ クラウン
これは一般的に被せ物と言われる物です。被せ物は主に根っこの治療を行った歯に被せます。
根っこの治療についても今後詳しく解説します。根っこの治療を行った歯は脆くなる傾向があるので、強度を維持するために被せ物で治します。
欠点は多くの歯を削らなければいけない事です。これも保険内と保険外で種類があるので今後詳しく載せます。
大きく分けてこの三つの方法で治します。
治療内容は上にも書いてある通り、むし歯の大きさで決まってくるので適切な方法を提案していきます。
また当院では様々な材質や方法の利点欠点を説明させて頂き、患者さんに治療方法を選択してもらうことを心がけています。
なので質問があればなんでもしてください。
納得して治療を頑張っていきましょう。