子どもの歯と大人の歯の交換について|伊勢崎市の歯科医院
2023年04月24日
こんにちは、歯科医師の酒井です。
今回は普段後相談をいただくことの多い、
生え変わりの時期の大人の前歯の生え方についてのお話をしていこうと思います。
前歯の交換は、6歳ごろに下の前歯から始まり、それから1年後くらいに上の前歯が続きます。
もちろん個人差はありますし、もともと足りないこともありますから、
もし生えてくる時期が遅く心配な場合はレントゲン撮影を行って確認することもできますので、
気軽にご相談ください。
さて、本題に戻りますが、相談をいただくことが多い内容として
「子どもの歯と大人の歯が同時に生えてきてしまった」というものがあります。
特に下の前歯でこのような相談をいただくことが多いです。
確かに同じところに同時に2本の歯が生えていたら、見た目のインパクトもありますし、
将来的に歯並びが悪くなったりしないのか不安になりますよね。
ただ、結論から申し上げると、一時的に2本同時に生えていたとしても
問題が無いことが多いです。
実は歯の生え変わりは必ずしも真下から大人の歯が生えてくるとは限りません。
上の前歯はエレベーター式の交換と言い、真下から生えてくることが多いですが、
下の前歯はエスカレーター式の交換と言い、子供の歯の後ろから大人の歯が生えてくることがほとんどです。
とは言っても大切なお子様の歯並びのことで不安にもなるでしょうし、
子供の歯を抜いてあげないと大人の歯が生えてきにくい状態になっていることもあるので、
不安であれば気軽に相談いただければと思います。