食事の意義
2022年03月2日
こんにちは。歯科医師の西澤です。
前回は感染の窓についてお話しました。
今回は食事の意義についてお話していきます!
美味しいものを食べることって凄く幸せですよね。
食事を摂ることによって体の機能を維持するという重要な役割がありますが、空腹感を満足させることで歓びも感じています。そのなかで、食欲と食べ物の好みの変化は栄養のバランスとるにあたって凄く重要なことなのです。
私たち人間は食事の際、舌で味を感じているのはもちろんですが、鼻で匂いを感じたり、目でみてどのような硬さなのか、どのように噛めばいいのかを考えたりして食事をしています。
つまり我々は、視覚、嗅覚、味覚を駆使して食事を摂取しているのです!食事だけでもこんなに複雑な機能を駆使しているというのはおもしろいですよね!
腐っているものをある程度味見しないで(体内に入れないで)判断できるのもこれらの複雑な機能のおかげです。
また、食べたことがあるものは食べずとも味をなんとなく感じることができませんか?
たとえば、梅干しをみて酸っぱく感じるのもその一つですし、同じスポーツドリンクを飲んでいても日によってしょっぱく感じる日もあれば、甘く感じる日もあると思います。
これは体が欲している栄養素によって感じる味覚が変化しているのです。
このように、食事で体の機能を維持するために食欲と食べ物の好みの変化は栄養のバランスにとって凄く重要なことなのです。
つまり、小さいころからの味覚の形成や食事の経験がすごく大切なのです!
次回は味覚の形成についてお話します。